通信制高校を選択する場合には様々な事情があると思いますが、我が家の子供の場合は次のような事情からでした。
中学校卒業後に県立高校に入学しましたが、成績不振から三年生に進級することができませんでした。
こういった場合「留年する」「退学する」「通信制高校に通う」のどれかを選ぶことが多いと思います。
卒業後は専門学校に通いたいという希望があったため、退学して働くという考えはありませんでした。
結局、本人が留年するのを嫌がったのと学校からのすすめもありまして、通信制高校に転校することに決めました。
その際、インターットで学校のHPを見ていろいろ調べていたのですが、何と言っても一番心配なのは学費に関してでした。県立高校では学費はかからなかったので、入学できてほっとしていたのです。
そこで、子供とこんな約束をしました。
通信制高校は登校日以外は自宅学習なので、アルバイトをして学費を自分で払うこと。
そもそも進級できなかったのは本人の努力不足からなのですから、当然だと思います。
足りない単位数×金額という感じでしたので、生徒ひとりひとり又は学校によって学費は違ってくるかと思いますが、入学金から交通費まで、全て自分で働いたお金で卒業したのです。
進学できないと聞いたときは親子でかなり落ち込みましたが、結果的には子供が自分の力で卒業することができ、自信をつけ成長できたのではと思います。